お母さんの鼻歌は最強の子守歌♪《今日の美徳の言葉「ゆるし」》

美しい言葉、
優しい言葉を心がけましょう。

妊娠中、何気なく口ずさんでいた歌を
お腹の中の赤ちゃんは覚えているといいます。

赤ちゃんが、なかなか泣き止まなくて、
ほとほと困ったお母さんが、ふとそのメロディーを口ずさむと、
先ほどまでぐずっていたのに、す~っと寝入ったという話しをききます。

胎教にモーツアルトが良いという話しは以前から有名です。
そんなに立派なものでなくても、良いのです。
お母さんが、幸せで安らかな心の時に口ずさむような、
オリジナルのメロディーがよいのです。

その時同時に、お腹の中の赤ちゃんに、
「可愛いね~」とか、「ありがとう」とか、
話しかけるとなおさらです。

赤ちゃんがお腹の中にいる間は、母体からたくさんの影響を受けています。

それは身体的な面はもちろん、精神的な面でも同様です。

そう、母親が、いかに穏やかで平和でいるかは、
妊娠中に限らず、出産してからも重要です。

人格の形成の初期、お腹の中にいる時、
穏やかで優しい環境で育つかどうかは、本当に重要なことです。

赤ちゃんは、おなかの中にいる時、おなかの外で起きている多くの事実を聞いて、
知っていると言います。

いがみ合う環境の中で、誰かかがいつも泣いている環境の中で、
誰かがいつも怒っている環境の中。
それとも、皆がいつも笑っている環境。

赤ちゃんはどんな環境の中へ生まれいきたいと思うのでしょうか。

人間は、自分が育つ環境を、「世界」として認識していきます。

子供には、それが最初の「世界」になります。
それは、主に親が与えるものです。

それが生きていく上での「ルール」「法律」「常識」になり、
そこから人と関わり、判断していきます。

愛されて育った子どもは、人を愛することが当たり前になります。

褒められて育った子どもは、人の良さを見つけることが上手になります。

寛大な人の中で育った子は、待つことができるようになります。

励まされて育った子は、自信を持ち、自分を大事にします。

お腹の中にいる時にも、お腹の外へ出ていったあとは、もちろん、
美しい言葉、優しい言葉を心がけましょう。

それは、大人の間でも、もちろんとても大切なことであり、
心の中では、本当は誰でもが望んでいる優しいコミュニケーションの形です。

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美徳の言葉「ゆるし」

ゆるしとは何か間違いを犯した人に、
もう一度チャンスを与えることです。

誰でも間違いを犯します。

仕返しをする代わりに、改善を求めることです。

自分自身をゆるすことも大切です。

間違いを犯してしまったら、絶望する代わりに、
次は異なった行動をとるという気持ちで、
自分は変わることができると信じます。

 リンダ・カヴェリン・ポポフ 著/ 大内 博 訳/ 太陽出版
   「52の美徳カード」「52の美徳教育プログラム」より

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