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慈悲とは、共感とゆるしで他の人を祝福することです。
私たちは他の人たちの苦しみに心を打たれ、助けたいと思います。
正義とはそのような人たちが本来値するものを与えることです。
慈悲はそれによりもさらに多くのものを与えます。
人を傷つけてしまった後で、あるいは間違いを犯した後に、
そういう自分や他の人に新しいチャンスを与えるとき、私たちは慈悲を発揮しています。
すべてを無にして新たな出発をすることほど、人に希望を与えることはありません。
これまでの人生の中で、私たちが与えられた数限りない慈悲の行為を謙虚に思い出すと、
他の人に対して慈悲を示す心を自分の中に見出すことができます。
そんなとき、私たちは優しさという贈り物を差し出します。

慈悲という資質は、苦労して手にするものではない。
慈悲は優しい雨のように点から地上に落ちてくる。
慈悲は二度祝福される。慈悲を与えるものを祝福し、
慈悲を受け取るものを祝福するのである。

≪慈悲の実践≫
＊私は人に共感し、ゆるします。
＊私は人の心の苦しみに動かされます。
＊私は間違いを見過ごします。
＊私は自分自身に対して、また他の人たちにやり直す機会を与えます。
＊私はこれまで与えられてきた神聖な慈悲に満ちた行動に感謝します。
＊私は他の人に優しく接します。

私は慈悲の贈り物に感謝します。
それは私の人生を祝福で満たしてくれます。

リンダ・カヴェリン・ポポフ　著/大内　博　訳/発行　太陽出版≫
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