子どもだって言い分がある!《今日の美徳の言葉「辛抱強さ」♪》
自分の意見を聴いてもらいたいときには、
まず、相手の意見を聴き、
一旦受け入れると言うことが大切です。
決して自分に落ち度がないと感じても、相手の意見を受け入れないで、
自分の意見だけを主張するのは、「言い争い」を起こすだけの行為です。
誰にでも「言い分」があります。
また時に、一方的に悪者扱いをされるときがあります。
相手に落ち度があると自分は感じるのに、
なぜか自分だけが悪者にされてしまう。
とても心外です。
こんなときは自分の言い分を話したくてむずむずします。
「自分は何も悪いことをしていないのに~!」と、
主張したくてしたくて、相手が話していても、
口を挟んでしまわないわけにはいきません。
けれど、解決には、相手の話をまず聴き、肯定し、
聞き終わってから自分が話し始めるという手順が有効です。
お互いの「言い分」を、大切にするのです。
このすれ違いのコミュニケーションって、親子の間だと、
何の気配りもなく、当然の態度としてやってしまいがちではありませんか?
子どもにだった、「言い分」があります。
大人にだって、「言い分」があるように。
子どもは、「語彙」が少ないかもしれません。
また、説明することが苦手な大人もいますよね。
だから、まず、相手の話を聴き、肯定することから
その会話を始めてみましょう。
これは、無理やり同意するとか、妥協するとかと言うこととは、違います。
誰でも自分の話を否定されれば、
相手の話だってまともに聞きたくはありません。
きちんと自分の話を聞いてもらうためにも、
相手の話もきちんと受け入れていかないといつまで経っても解決しません。
それどころか、もめなくても良い話で、喧嘩になってしまうことさえあります。
本意でない「揉め事勃発!」です。
最初はそんなつもりではなかったのに、気分を害してしまい、
どんどん話が違う方向へ暴走してしまいます。
よくあることですね。
そして、言い争う時、人は大体
「相手の話を聞かず、自分の話をしよう」としています。
だから言い争いになってしまうのです。
そんな時は、それが正しい意見でも聞きたくなくなります。
もう、こうなると、「意地」です。
何が正しい意見なのかという問題ではなくなります。
態度が問題なのです。
礼儀正しく接していれば、多少自分と違った意見でも、
感情的になることはありません。
正しい意見を言い合うことより、お互いの態度のほうがよほど重要です。
自分の言い分を話すタイミングは、相手の話を肯定してからにしましょう。
それが例え、自分の小さな子どもだとしても。
大切に大切に、まず最初に話を聴いてあげましょう。
それが結局、自分の「言い分」をきちんと聴いてもらい、
共感してもらうのに、一番の近道だったりします。
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今日の《52の美徳の言葉》「辛抱強さ」
辛抱強いということは揺らぐことなく
最期までやり抜くことです。
目標にコミットメントしたら、
どんなに長い時間がかかっても
障害を克服して達成します。
辛抱強い人はあきらめません。
嵐に耐えて航行する頑丈な船のように、
挫けることなく、針路をそらされることもなく進み続けます。
波に乗って進み続けるのです。
リンダ・カヴェリン・ポポフ著 / 大内 博訳 / 太陽出版刊
「52の美徳カード」「52の美徳教育プログラム」より
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