「行ってきます」と「おかえりなさい」は大切♪《今日の美徳の言葉・柔軟性》
日本は交通機関が発達しています。
特にビジネス圏であると尚更です。
東京生まれ東京育ちの私は、当たり前のように、
便利に電車を使ってきました。
朝、家を出て最寄り駅から出発し、
夜、外出先から同じ最寄り駅へ帰ってきます。
子どものころ私が利用していた線は、
3両編成の木製の車両を使っていました。
車内には床に塗った油の匂いが強くしていたことを覚えいています。
その当時使っていた駅はまだローカルな小さな駅でしたが、
今は、とても近代的な建物に建て替えられました。
生まれ育った町も
テレビなどでよく取り上げられる便利で住みやすい街ということで、
人口も増え、おしゃれな街になりました。
今もまだ大々的に再開発が進行中だそうで、昔懐かしい、
駅前の立ち食いの焼き鳥屋さんや、かき氷をよく食べに行った甘味屋さんも、
ずいぶん以前に閉店してしまいました。
時代は流れ、変わっていくものはたくさんありますが、
変わらないものもありますね。
私はこの街で、たくさんの思い出を作り成長していったわけですが、
楽しい思い出もありましたが、辛い記憶もたくさんありました。
ただ、全体を振り返って、懐かしさが胸を温かくするのも
この駅だったり、街だったりの景色。
自分の成り立ちを思い出すときに、駅は欠かせない要素で、
ここから出かけて、ここへ帰ってきて、、、
そして、あの家族のもとへ帰っていった。
それは毎日繰り返されていました。
つらい気持ちでかえってきた時、家で待っている人がいると思うだけで、
元気が出てくることもありました。
その時は必ず通過するのが、最寄り駅ですね。
駅は、出発する場所であり、帰ってくる場所でもあります。
面白いですね、駅って。
大体の方が同じ時間に同じ電車で出かけ、同じ路線で帰ってきます。
同じルートを通って「この駅」にたどり着くわけです。
沢山の人が乗降し、それぞれにたくさんのドラマがあり、
楽しいことや悲しいこと、たくさん乗せて、乗降を繰り返します。
ゲームやすごろく、迷路などは、通常スタートとゴールは別々ですね。
駅は、スタートとゴールが同じ場所。
そしてその先につながっている家庭、家族も、同じです。
出かけて、帰ってくる場所。
「いってきます」と言って、家を出て、
一日仕事や学校で働いたり勉強したりした後、
同じ電車に乗り、「ただいま」と言って帰ってきます。
家庭、家族って、自分の人生の起点、出発点、スタートであり、
また、到着店、ゴールでもあります。
一日過ごすといろんなことがあります。
それを胸に秘め、帰ってくる「ところ」が、
家庭であり家族です。
ですから、出かける時も、帰った時も、言葉を交わしましょう。
家を出るときは「いってきます」、
家に帰ったときは「ただいま」と言いましょう。
何も言わないと、家族がいるのかいないのかわかりません。
その朝、元気なのか、具合が悪いのか、、
また何か心配ことがあるのかわかりません。
帰ってきた時には、
その日が良い日だったのかどうなのかわかりません。
あえて、それらの「心の内面」を言わなくても、
その一言でわかることがたくさんあります。
それをさりげなく、気遣ってあげられるのも家族です。
短い言葉ではありますが、出かけるとき、帰ったとき、言葉を交わしましょう。
それは、家族に対する信頼であり、思いやりであり、
家族であることの意義だと思います。
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今日の≪52の美徳の言葉≫「柔軟性」
柔軟性とは変化に対して心を開いていることです。
他人の考えや気持ちを考慮して
自分自身のやり方に必ずしも
こだわらないことです。
柔軟性は物事を達成するための
創造的で新しい方法をもたらしてくれます。
悪い習慣を手放し、
新しい習慣を身に着けることができます。
柔軟性はあなたが良い方向に変わっていく
手助けをしてくれます。
「52の美徳のエッセンス」より
リンダ・カヴェリン・ポポフ著 大内 博訳 太陽出版刊
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