叱ってくれる人は本当は味方です♪《今日の美徳の言葉「友好」》

生きていると、うまくいかない時があります。

一生懸命やっているのに、思いもよらない方向に事態が進み、
とんでもない結果になってしまい、
もうどうにもこうにも手の付けようがなくなってしまう。

この先、もう自分にはどうにもできないような気がして、
周囲からも責められ、叱られて、逃げ場が見つからなくなります。

でも、前向きに行動するということは、失敗がつきものなのです。

失敗って、一生懸命行動したということの証明です。

もちろんうまくいくほうが良いのですけれど、完璧な人はいません。
人間だからこそ失敗はあるのです。

そんな時勘違いしないようにしたいのは、
うまくいかなかったのは行動・やり方だということ。
結果が予想とは違うものだったということ。

誰かに責められても、叱られても、人格まで否定されたわけではありません。
うまくいかなかったのは、やり方や行動、そして結果。

そう、だから、自分で自分の人格を否定しないようにしましょう。

責められたり叱られたり、時に怒鳴られたりすると、
誰でも、人格を否定されように受け取りがちです。
しかし、そうではありません。
人格まで否定しているわけではないのです。

何かのお誘いをしたときに断られると、
反射的に人格を否定されたように感じます。
相手はただ都合が悪かっただけかもしれないのに、
断られることと、拒絶・否定を一緒にしてしまいます。

何か失敗をして、叱られたとしても、
人格まで否定しているわけではありませんから、
それほど、落ち込む必要はありません。

むしろ、わざわざ叱ってくれたこと、
注意してくれたことから、価値を見出してみましょう。

以前、「叱られているうちが花だよ」とよく言われました。

実際、叱るということは、実は面倒なことで、
叱る側も、叱られる側も、楽しいものではないし、
それなりにエネルギーを使うことなんです。

だから、叱る価値さえない人だと思うと、
無視をするとか、それが職場なら辞めるようにするか、
突然仲間から外したりという現象が起きます。

叱ることって、面倒なことなのです。

時間をかけて、悪いところを指摘してくれるということは、
あなたに叱る価値があるからです。

成長する見込みがあるからです。
人間としての価値を認めているからなのです。
落ち込む必要はなく、そこから学ぶことはないかと、
視点を変えてみることが必要なんです。

悪かったところは素直に認めましょう。
反省して、次からは違うやり方で
うまくやればいいのです。

自分を思って、叱ってくれる人は、
本当は味方なんですから。

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今日の≪52の美徳の言葉≫  「友 好」

友好とは良いときも、
悪いときも友達であり続けることです。

他人に関心を示し、
その人に自分は好かれていると感じてもらうことです。

友好的な人は自分の持ち物、時間、
そして自分自身を分かち合います。

友好的であるということは
孤独を癒すいちばんの薬です。

 リンダ・カヴェリン・ポポフ 著/ 大内 博 訳/ 太陽出版
   「52の美徳カード」「52の美徳教育プログラム」より

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