家族は「くろこ」のような存在 ☆《今日の美徳の言葉「決意」》
数年前に、歌舞伎公演を堪能して来ました。
平成26年度(第69回)文化庁芸術祭主催
竹田出雲・三好松洛・並木千柳=作 国立劇場文芸研究会=補綴
「通し狂言双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」 四幕五場
出演が、松本 幸四郎、市川 染五郎ほか、そうそうたる顔ぶれで、
もしかすると子供の時以来と言うくらい久しぶりの歌舞伎は、
想像していたより解りやすく、面白いものでした。
言葉使いが若干独特ではあるけれど、全く外国語のように聞こえていたのは、
その当時はまだ自分が子供だったからなのかも知れません。
子供の時には、おいしいと思えない「味」が、大人になるとおいしく感じるような
ことと同じなのでしょうか。
舞台と言うものは大変な人数で出来上がっているものです。
演者の数より、それを支えるスタッフの人数のほうがはるかに多いのは、
想像が出来ますね。
スタッフと言えば多くは目に見えないバックで活躍するものですが、
演者ではないのに、堂々と舞台に上がって、主役の背後で、なにやら細やかに
演者の動きを補ったり、舞台の片付けをしたりする黒い存在がいます。
「くろこ」です。黒い衣服と頭巾をした姿が、印象的です。
「くろこ」とは、要するにアシスタントです。
表に出ず、目立ちませんが、主役の活躍をフォローしています。
だからこそ、演者は舞台上で、大活躍できます。
裏で地味にフォローしているくろこの存在があってこそ思い切り演ずることが
出来るわけです。
家族や家庭も、「くろこ」のような存在です。
普段、目立たず、その存在自体忘れてしまう瞬間があります。
目立たないどころか、見えくなってしまうのです。
しかし、普段思い出すことがなくても、自分の人生になくてはならない存在ですね。
お互いを大切にしている家族同士は、あえて、表に出ないようにします。
表に出ないのは、あなたに自由に活躍してもらいたいから。
いつも、ベタベタとその存在をアピールしないけれど、家族のためにいつでも飛び出す準備を心の中に潜在的に持っています。
あなたの活躍を支えるために、なくてはならない存在です。
主役がより活躍できるよう、家族という「くろこ」は、心の底から家族の活躍を
支えています。家族とは本来そのような化学反応が起きる集まりです。
家族からの期待に応えましょう。
家族からの期待に応えることが、一番の恩返しであり、人生を楽しむ醍醐味です。
わざわざ家族が「くろこ」に徹しているのですから、自分は堂々と主役らしく
人生を歩みましょう。
力強い「くろこ」=「応援団」がいつもそばにいるのですから。
家族は、お互いがお互いの「くろこ」のような存在なのですね。
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今日の≪52の美徳の言葉≫「決 意」
決意とは、いま行っていることにエネルギーと努力を集中し、
最後までやり抜くことです。意思の力を使って、
難しいことでも最後までやり遂げることを意味します。
何があっても目標を達成するという決意を固めるのです。
決意があれば、夢を実現することができます。
ません。
リンダ・カヴェリン・ポポフ 著/ 大内 博 訳/ 太陽出版
「52の美徳カード」「52の美徳教育プログラム」より
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